727日(日)午後1時より、南区地域福祉センター大・小会議室にて、
「ミオパチー(筋疾患)
の会オリーブ第10回総会」「発会10周年記念講演会・呼吸療法セミナー」を開催しました。

講演終了後の質疑応答では、現在治験が始まっている東北大学での取組みについての質問が多く寄せられました。

当日は当会の賛助会員にもなってくださっているボランティア2名、広島大学医学部看護学科の森山美知子先生のゼミ生1名、医学部生1名に加え、広島市ボランティア情報センターから3名のボランティアも朝早くから駆けつけてくださり、きびきびとした動きでお手伝いくださいました。

1時より「第10回総会」を開催しました。まず、山口支部の平岡支部長より2013年度の行事報告と決算報告を、次に2014年度の行事計画(案)と会計予算(案)、役員(案)、運営規約の一部改訂について提出し、全て承認され無事に終了いたしました。(写真1)→
「筋疾患患者での全身麻酔について」「筋肉を増やすようなサプリメントは?」「呼吸器をつけて自立生活をしたくても、行政が十分なヘルパー利用時間がもらえないがどうすればいいか?」「いま服薬している薬の副作用が気になっているが、よい薬はないか?」などなど、沢山の質問が寄せられました。

一人では時には不安な気持ちに陥るものですが、会の活動を通じ皆が繋がることによって、一人でも多くの方が「希望」という灯を手に、共に歩んでいく・・・ミオパチーの会オリーブの活動は決して華やかではありませんが、存在意義はそこにあると思います。

当日遠くは三重県、福岡県、愛媛県、兵庫県の会員・賛助会員の参加や、一般申し込みとして県内外からのPTや看護師や保健師などの参加もあり、120名余りの参加者があり盛会のうち無事に終了しました。

また昨年同様協賛企業として、フィリップス・レスピロニクス合同会社さん、COVIDIENさん、山脇酸素さんの3社が呼吸機器やカタログを展示提供いただき、展示品の回りは参加者で賑わっていました。

休憩をはさみ15時から第2部として、昨年に引き続き「呼吸療法セミナー」を開催しました。お招きした講師は、徳島文理大学 保健福祉学部 看護学科の夛田羅先生に、「人工呼吸器とのおつきあい-反常識的発想のすすめ-」と題したご講演をいただきました。(写真3)

当会はまた次の10年に向けて新たな一歩を踏み出しました。これからも「自助会」として地域で地道に活動していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
 

 夛田羅先生のお話しが終わり、埜中先生を座長に夛田羅正勝先生、当会顧問で川崎医療大学付属病院 神経内科特任准教授の片山禎夫先生、広島西医療センター 神経内科診療部長の渡辺千種先生、県立広島病院 脳神経内科副部長の倉重毅志先生、うねだや社会保険労務士事務所の畝田谷栄子先生を囲み、質疑応答を交えた会員交流会が行われました。(写真4)

総会終了後15分の休憩をはさみ、145分からは発会10周年記念講演会として、当会名誉顧問でもあり国立精神・神経医療研究センター病院名誉院長である埜中征哉先生が座長となってくださり、東北大学病院 神経内科教授の青木正志先生、「ミオパチーに対する新規治療法の開発」と題しご講演をいただきました。(写真2)←

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