レポートを書き始めて気がついたのですが、昨年も7月10日開催でしたね!
さて、2022年7月10日(日)12時15分より、広島市南区地域福祉センター4F大会議室&リモートにて、ミオパチー(筋疾患)の会オリーブ第18回総会を開催しました。
まずはじめに当会代表の後藤より開会の挨拶のあと、運営委員の和久利、八塚の司会進行により、第1号議案2021年度行事報告、第2号議案の会計決算報告いたしました。
会計監査報告を運営委員の菅田より行い、賛成多数にてご承認をいただきました。
その後、第3号議案2022年度活動方針(案)と第4号議案の会計予算(案)、第5号議案の役員案を続いて八塚から報告し、こちらも賛成多数にてご承認いただきました。

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
引き続き、どうぞよろしくお願いします。

医療講演会

休憩をはさみ、同じく会場&リモートで医療講演会を開催しました。
あらためて当会代表の後藤から挨拶を行い、広島西医療センターの渡辺先生より櫻井先生のご紹介をいただきました。
その後「ここまで来たiPS細胞研究~筋疾患の治療を目指して~」ご演題にて、京都大学iPS細胞研究所・臨床応用研究部門 准教授 櫻井英俊先生よりお話をいただきました。

櫻井先生の自己紹介のあと、「iPS細胞」とはどんな細胞なのか?なぜこれほど期待されているのか?といったことで、iPS細胞の成り立ち、実際の応用例、筋肉難病の治療法開発に向けての3部構成でご説明くださいました。

筋肉難病の治療法開発に向けては、再生医療の取り組みとして、サテライト細胞が細胞移植治療のカギになること、患者さんのiPS細胞でジストロフィン遺伝子の修復に成功されたことなどがあり、また、創薬研究の取り組みとして、分化誘導法が必要なことやDUX4のことなどお話しいただきました。
こんなに研究が進んでいるのか!と関心し、期待に胸が膨らみました。
櫻井先生はじめ櫻井研究室におかれましては、様々な筋疾患の研究をされており、研究室の皆さまには今後のご活躍を期待するばかりです。いつもご研究くださり、ありがとうございます。

質疑応答・交流会

ご講演のあと少し休憩をはさみ、先生方にご登壇いただき、渡辺先生を座長に「質疑応答&交流会」を行いました。質問票をあらかじめ受付でお渡し→回収し、リモート参加の方はチャットにて質問を受け付け、先生方にご回答いただきました。

ご質問は多岐にわたりましたが、先生方がご丁寧に回答くださり、皆さん一様にうなずいていらっしゃいました。
時間の関係で、すべてのご質問に対応できなかったことお詫び申し上げます。
広島までご足労いただきました櫻井先生、また、ご登壇いただいた顧問の先生方には大変お世話になりました。
あらためてお礼申し上げます。

最後に、当会山口支部長の弘中より閉会の挨拶を行い、第18回総会&医療講演会は盛会のうちに終えることとなりました。
会場&リモートにご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

ミオパチー(筋疾患)の会オリーブ
運営委員 八塚利彦