大雨の影響があり開催が危ぶまれたのですが、なんとかかんとか。
2021年7月10日(土)12時30分より、広島市南区地域福祉センター4F大会議室にて、ミオパチー(筋疾患)の会オリーブ第17回総会を開催しました。
まずはじめに当会代表の後藤より開会の挨拶のあと、運営委員の和久利の司会進行により、第1号議案2020年度行事報告、第2号議案の会計決算報告いたしました。
会計監査報告を運営委員の菅田より行い、賛成多数にてご承認をいただきました。
その後、第3号議案2021年度活動方針(案)と第4号議案の会計予算(案)、第5号議案の役員案を続いて和久利から報告し、こちらも賛成多数にてご承認いただきました。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
引き続き、どうぞよろしくお願いします。

2021年医療・福祉講演会

 

コロナに負けない過ごし方、自宅で運動しよう!

休憩をはさみ、13時30分から医療・福祉講演会を開催しました。
講演会から参加される方もいらっしゃることもあり、あらためて後藤代表から挨拶のあと、当会顧問の広島西医療センターの渡辺先生を座長に医療講演会を開始いたしました。
講師は、広島西医療センターの理学療法士である植西靖士先生と西村和美先生です。

「コロナに負けない過ごし方、自宅で運動しよう!」と題し、第1章コロナによる生活への影響、第2章ミオパチーについて、第3章機能維持のためにできることをお話いただきました。
フレイルのお話から「受診控え」が健康を損なうこと、ミオパチー疾患では定期的な評価が不可欠であること、身体機能維持にはできることをこつこつと、といったことで、どのお話も大変勉強になりました。

医療講演の質問タイムでは、嚥下(えんげ)に関して、体の姿勢とかでも影響があること、薬を飲むときの注意点や準備体操などもよいことのアドバイスをいただきました。
痰が絡みつらい、といったことについては、マスクを外して大きく口を開ける体操や胸の動きのこと、息を吸い込むことなどのアドバイスや訪問介護ステーションさんに行って、呼吸リハビリをPTさんから受けては。といった会場からの話もありました。
植西先生、西村先生、お世話になりました。ありがとうございました。

筋疾患の患者さんが利用できる福祉制度のいろいろ

その後、再度休憩をはさみ、14時45分から「筋疾患の患者さんが利用できる福祉制度のいろいろ」と題し、社会福祉法人大乗福祉会理事長の森木聡人先生よりご講演いただきました。
ご自身のさまざまなご経験を交えながら、社会保障制度における社会福祉・社会保険制度のこと、障害福祉サービスの話、をいただき、自分たちの力で上手く利活用することは大変困難である、どこに相談してよいか分からないときは広島県障害者相談支援事業連絡協議会にご連絡すればよいといったまとめのお言葉でありがたく感じました。ときおり体験談を踏まえてのお話があり、会場からは笑い声もあるなか、とてもわかりやすく大変勉強になりました。

福祉講演の質問タイムでは、障害サービスを受けるにあたり区分認定を受けなければならないが、回答の仕方、調査員の質により違ってくる。特記事項のところに困っていることを書いてもらうのがよい。
「できること」ではなく「できないこと」を設問いただける調査員がよい。といったお話がありました。
森木先生、お世話になりました。ありがとうございました。

質疑応答・意見交流会

休憩をはさみ、14時50分過ぎから先生方にご登壇いただき、質疑応答・意見交流会を行いました。
EMSは筋肉の病気に対して効果があるのか、自宅のリフォームを悩んでいるといった意見交換がありました。
時間がなくなり、ZOOM参加者で手を挙げていただいていた方に回せず、申し訳なく思います。

最後に、運営委員の菅田より閉会の挨拶を行い、無事、終了いたしました。

当日は、会場に参加いただいた方、ZOOMでは多方面から参加いただき、誠にありがとうございました。
バタバタしましたことを申し訳なく思います。次の機会は、もっとスムーズに行くよう頑張ります。
引き続き、どうぞよろしくお願いします。

ミオパチー(筋疾患)の会オリーブ
副代表 八塚利彦